晴れ雨くもりまた晴れて


by eyesneverlie
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De La Rue「Onoto 5601」

De La Rue Onoto 5601
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「オノト」
イギリスのデ・ラ・ルー社が1905年に製造した万年筆。
どこの国でも発音しやすいようにと名付けられた「オノト」。
1906年(明治39年)に丸善が日本代理店として輸入、販売をはじめる。
その後、明治の文豪、夏目漱石をはじめ菊池寛、北原白秋など
多くの作家に愛された万年筆。


そして私の好きな内田百閒(うちだひゃっけん)先生が、
夏目漱石のこのオノトを遺品として 引き継いだという話を知って、
ほほう、と心に残っていた万年筆。
9月頃だったか10月だったかに出た「大人の文房具」という文具雑誌で
オノトの特集ページがあった。
夏目漱石が愛用していたということと、丸善でオノトの「ストリームライン」
というシリーズの復刻版を出したという記事。

復刻、ということでお察しの通り、この「オノト」は現在作られてない。
1958年に製造終了し、その後、万年筆製造そのものから撤退している。


万年筆専門店や、中古販売をしているお店のサイトを見ても、
まあ、なかなかに高価なのでブックマークに入れて眺めていたんだけれど。


先日、ふとしたご縁で 1930年製「オノト 5601」 が手元にやってきました。
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1930年代。
80年前、昭和一桁年代。
自分の祖母世代だなあ、と思う。
その頃に万年筆を使う人。

この万年筆の最初の持ち主はどんな人だったんだろう。
英国の人だろうか、欧州のどこか?
それとも日本。


女性だろうか、男性だろうか。
なんとなく、女性じゃないかなって思っている。





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キャップ、ペン軸はエボナイト。
ペン先は14金、文字の太さはF字(細字)
インク吸引方法はプランジャー式
式についてはパイロットさんのこのページが分りやすいかと
http://www.pilot.co.jp/support/fountain/1122817727424.html



考えてみたら、また赤軸のペンなんだな、とか。
(まあ黒とのマーブルではあるんですけどね)



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キャップのクリップのところにあるマーク、これはなんのマークなのかしらね。
勝手に太陽のようだわ、と思っていますが。
(シリーズによって模様が違うのか、年代によってなのかは不明だけど、
いくつか模様の種類があるようです)


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今、愛用している川窪万年筆製のものと並べてみました。
オノトの方が少し長めかな、持った感じはとても軽いです。




そうそう、インクの吸引に問題があるということだったので、
いつもお世話になっている川窪万年筆さんに修理をお願いしてみました。
軸内部のガスケット不良だろう、とのことでそのままお預け修理となりました。


手元に戻って来るのはいつかなあ。
はやくこの子で文字を書いてみたいなあ。
年賀状の宛名書きとかに間に合うと、いいな、とか思ってたりする私です(笑)。
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by eyesneverlie | 2011-11-23 01:07 | 雑貨、文具